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中国 入国者の隔離期間を「7+3」に短縮

A&Z Law Firm 里格律师事务所 2022-06-28

 本日6月28日、国務院連合防疫機構は第9版の新型コロナウイルス肺炎防疫方案を公布し、国内の濃厚接触者と海外からの入国者の隔離期間を「7日間の集中隔離医学観察+3日間の在宅健康観察」に短縮すると発表した。

 

 今回の第9版方案の公布は、第8版方案による防疫業務の実践状況を総括し、特にオミクロン変異株の感染伝播速度の速さと隠匿性(無症状感染)の強さ等の特徴を鑑みて、国務院が組織的に作成したもので、「外からの持ち込みと内のリバウンドを防ぐ」という全体戦略と、「動態ゼロ化」の総方針を徹底し、人民の生命の安全と身体の健康を確実に守り、疫病の防止と経済社会の発展を最大限に統一するもので、これまでの第8版方案との主な違いは以下の通り。

 

1.リスク人員の隔離管理期間と方法を調整

 濃厚接触者と入国者の隔離管理期間を「14日間の集中隔離医学観察+7日間の在宅健康観察」から「7日間の集中隔離医学観察+3日間の在宅健康観察」に調整する。集中隔離医学観察中のPCR検査については、「集中隔離期間の1、4、7、14日目に鼻咽頭検体を採収し、隔離解除前にダブル検査を実施する」から「集中隔離期間の1、2、3、5、7日目と在宅健康観察期間の3日目に唾液検体を採収する」に調整され、集中隔離解除前のダブル検査は要求されないこととした。また、濃厚接触者の濃厚接触者については、「7日間の集中隔離医学観察」から「7日間の在宅隔離医学観察」に調整され、1、4、7日目にPCR検査が実施される。

 

2.封鎖管理地区と中高リスク地区の画定基準を統一

 2つのリスク地区の画定基準と防疫措置をリンクさせ、中高リスク地区の概念を統一し、新たなリスク地区の画定と防疫管理計画を定める。高リスク地区では「外出せず、在宅訪問サービス」を実施し、7日間連続で新たな感染者がなければ中リスク地区とし、中リスク地区では3日間連続で新たな感染者がなければ低リスク地区とする。 その他の地区で過去7日内に高リスク地区に滞在した人員に対しては7日間の集中隔離医学観察の措置をとる。中リスク地区では「地区外へは出ず、時間差で物資を受け取る」ことを実施し、7日間連続で新しい感染者がなければ低リスク地区とする。その他の地区で過去7日内に中リスク地区に滞在した人員に対しては7日間の在宅健康観察の措置をとる。低リスク地区とは、中リスク地区と高リスク地区が所在する県(市、区、旗)のその他の地区を指し、「個人による保護、集会の回避」を実施する。その他の地域で過去7日以内に低リスク地区に滞在した人員に対しては3日間内で2回のPCR検査を完了するよう要求する。

 

3.感染状況観察への要求を完備

 リスクが高い職業従事者へのPCR検査の頻度を調整し、入国する人員、物品、環境と直接に接触する人員へのPCR検査回数を毎日1回に調整し、多くの人が密集、接触者が多い、流動性が高い従業員へのPCR検査回数を毎週2回に調整する。抗原検査を感染モニタリングの補助手段として増やし、基層医療衛生機関で感染が疑われる人や中高リスク地区の人等に対して抗原検査の活用を増やすことができる。

 

4.区域PCR検査の最適化戦略

 人口規模によりPCR検査の計画を明確に分ける。省の首都、人口1,000万人以上都市、一般都市、農村地区は、それぞれ、感染源の特定可否、地域内への伝播リスクと伝播ルートなど要素を総合的に検討したうえで、リスクの大きさに応じて、分級分類の原則に則って、区域内でのPCR検査の範囲と回数を決定する。


出典:央視ニュース




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